もっしーなろぐ

軽度知的障がいとASDを持つ二人の子どもの母であり、障がい児・者支援分野で働くNsであり、夫と共にローン返済に翻弄するアラフォーの雑記ブログ。最近は子どもの教育やダイエットを中心に呟いています。

軽度障害児のいじめ問題⑤6年生で非行中学生sに暴行される

今回は1番っ子にちょくちょくちょっかいを出してきた少年たちのお話しです。

彼らはこれまでの記事でもたまにネタにされています。

なので経緯自体は簡単に書きたいと思います。

あと、年度も明けましたので中二病的エンディング曲は無しにすることにしました!!

「間奏のピアノがいいよね」とこの曲を勧められてから時々聴いていましたが・・・。

そろそろブログに載せなくてもいいかな?

でも自分の黒歴史みたいな感じでなんか面白いので消さないでおきます(笑)

この恥ずかしさに悶えるのも、それもまたいとおかし( *´艸`)(((*≧艸≦)ププッ

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ところで1番っ子の過去のいじめ記事はこれで五本目です。

次回は過去ネタではなく、いじめそのもののの傾向を検証していく予定です。

それにより、行く行くはいじめられる側の対策についても書けたらなと思います。。

ただの恨み辛み公開トピにはしないようにしないと!

今回も途中に「過去のお出掛け写真」を脈絡なくぶっこんでいきます。

 

始まりは小6のある日

他の記事でも書いているので時系列でザザッと説明していきます。

 

1番っ子が小6になったばかりの頃、我が家のそばで夕暮れ時に目立つ行為をしている中学生男子3~4人がよく目撃されるようになりました。

どう目立っていたかというと

結構目立つ装飾をつけた改造玩具にニケツしてバス通りをにこやかに走り回っていたのです。

周囲をガン見しながら。

「みんな俺たちのこと見てるー?こんなことしちゃってスゴイでしょー?」

みたいな感じで。

うん、とっても楽しそうに、自分達の世界に酔っているようでした。

俗にいう中二病ってやつで、道行く人たちから

アイタタター。マァ、ソウイウ年ダッペ (´▽`;)ゞ

みたいに生ぬるーくスルーされていました。

で、当の彼らは周囲からスルーされる理由をなんだか違う意味に解釈してしまったみたいです。

見かける度に日に日に見た目やパフォーマンスは派手になっていきまし。

あー、興味ないのに他人の黒歴史形成の経過を見なければならないなんて~。

共感性羞恥に悶えくる2019年の春でした‥‥。

 

ちなみに夏は暑さのためか、彼らが一生懸命路上でドヤッているところを見ることはありませんでした。

うん、夏の暑さは危険だから無理はイカンよね。

 

で、秋。

日中の暑さは相変わらずですが、夕方以降から次第に過ごしやすくなってきた頃です。

再び改造玩具を乗り回す彼らを見かけるようになりました。

16時から18時の帰宅ラッシュの時に一生懸命バス通りを滑走し

18時から19時頃は月極駐車場とかで爆竹を鳴らしていました。

日が暮れてからバス通りを走り回るのはさすがに危ないと

判断できるだけの能力はあったみたいです。

だから代わりに爆竹で騒音を出してアピールしていたのでしょう。

19時以降は見かけることなく、目撃談もなく、多分きちんとおうちに帰っていたようです。

そう考えると行動はどうあれ、彼らの生活リズムは健全だったのかな?(笑)

ある日の夕方、1番っ子は下校途中に彼らを初めて見かけました。

その時の彼らは我が家のそばの側道で道をふさぐように改造玩具を置き、

さらに隙間をふさぐように立っていました。

目撃者の話を聞く限りでは、その行為は「わざと」であり

特に1番っ子に対してというよりも「道行く人」に向けてやっているようだったとのこと。

で、何も知らない1番っ子は彼らに向けて

「ちょっと邪魔になってる。通りたいんだけど」

と声を掛けて横をすり抜けようとしたらしいのです。

 

それが彼らには気に入らなかったみたいです。

何が気に入らなかったのかまでは分かりません。

 

単刀直入に「邪魔」と言われたから?

みんな自分たちを恐れて関わりたがらない(わけではない)のに、そんな様子なくお構いなしに通り過ぎようとしたから?

 

ちょっとよく分からないんですけど、それで急に彼らの一人が怒りだして1番っ子を掴まえ押し倒し

倒れた1番っ子を仲間と囲み、中学生男子集団で寄ってたかって蹴りを入れ始めたと。

 

住宅街の細道での出来事でしたが、近所の人が複数人でそばで目撃しており

すぐに止めに入ってくれました。

止めに入られても、中学生の内一人だけは大人に対しても食って掛かろうとしていたそうですが

他の二人に制止されるように肩を掴まれ悔しそうに去って行ったそうです。

おかげで1番っ子は大したケガもなかったのですが。。。。

 

当時の私は所用で出来事を知らせる電話には出れず。

一方、直後に連絡を受けたのは父親であるマイダーリンでした。

終業直後だったであろうに小学校の支援級担任の先生もとんでくるわ、

中学校の学年主任はやっきて頭を下げるわ、

可愛い我が子に何してくれんじゃあ!と先生に向かって怒鳴るマイダーリン・・・・

いや、先生に怒るこっちゃないでしょ(汗)。

何も悪いことしてないのに。

毎日真面目に学年主任の仕事してるだろうに。

本当先生、あの時は申し訳ありません・・・・・。

 

私は夜遅くに事態を知り、帰宅後1番っ子のもとにすぐさま寄って行ったのですが

当の本人は「ん?どしたの?」みたいにキョトンとしていました。

ガクッ。。。_| ̄|○

いや、1番っ子なりに気を使って平静を装ってくれたのかもしれませんが。

 

でも春からの経緯を思い出しつつ今回の出来事の内容を聞いて

これはさすがに生ぬる~く黒歴史形成を見守る段階ではないな

と夫婦で即決したわけです。

 

すなわち

 

警察沙汰にしてやる!!!!

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取り敢えず交番と病院へ

翌日交番に行くとお巡りさんたちは昨日の出来事を知っていました。

連絡を受けていたのでしょうね。

我が家の住所と連絡先と、1番っ子が私たちにたどたどしくしてくれた状況説明をお巡りさんに伝え、次は整形外科へ。

この整形外科は開院50年近い、近所の老舗のクリニックでして・・・。

院長先生は結構なお年の方です。

事の経緯を院長先生に説明し、

大して怪我はしていないけど警察に被害届を出すから診断書をください

とお願いしました。

そうしたら院長先生は怒ったように大声で言うんですよ。

私に。

「診断書っていうのは怪我していないものには書けないんだよ!

私は公文書偽造はしない!!」

ひー。

そ、そりゃあそうだけど。

警察に被害届を出したいから、少しでも客観的根拠がほしいんです。

擦り傷でもなんでもいいから・・・。

 

「まったく。・・・じゃあ君、そこに寝なさい。

本当にどこも怪我していないか、私が診てあげよう」

と1番っ子を診察台に横たわらせました。

院長先生が何故怒り心頭なのか分かる由もない1番っ子は

やや怯えた表情でされるがまま。

院長先生はそんな事にはにお構いなしに

1番っ子の右ひざ両側面を片手でグッと掴みます。

そして「いまから身体を触るから痛い場所があったらすぐに言うんだよ」と言うや否や

 

グググ~~~~~★★★★★

 

「いててててててて、痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!!!」

院長先生に膝の両サイドにある神経のポイントを圧されて速攻で身もだえする1番っ子。

え?!えぇ?!何してんの!?!?

 

「よし。痛いと言ったな。君のケガは打撲、全治3か月だ!!」

 

そう言って診断書をサラサラサラっと書いてくれました。

そして

「いまの子どもは甘ったれている。

自分より弱いものを見つけてはいじめおって。

個性とか言う前に人としての大事なことを教えられていないのが多すぎる!!」

その横でこの道ウン十年のベテラン感漂うナースが

「ほんとよねぇ。やんなっちゃうわよねぇ」

と私に向かってニコニコしながら明るい口調で笑いかけてきました。

 

・・・そ、そーすね・・・・(汗)

そんなこんなで診断書を無事ゲットして予定通り警察に被害届を出すことができました。

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少年課の刑事さん登場

被害届を出した翌日、お巡りさんから電話が。

「今日の夕方お邪魔してよいですか?」

 

そしてやって我が家に来たのは少年課の刑事さん二人。

・・・・・・・

のはずが・・・。

 

ピーンポーン。

ガチャ。

お邪魔しまーす。

ピンポーン。

ガチャ。

お邪魔しまーす。

ピンポーン。

ガチャ。

お邪魔しまーす。

 

続々とお巡りさんが家の中に入ってきます。

ピンポンはしてくれるけど、こちらが「ハ~イ」と応じる前に

ドアを開けて勝手に入ってくる、入ってくる、入ってくる・・・。。

え?

なに、この状況?

狭小住宅に私たち夫婦と刑事さん二人にお巡りさん五人、そして1番っ子と他人には警戒心強めの愛犬一匹。

ギュウギュウやないかーい!

この日は風が強い日で洗濯物をリビングに室内干ししていたり、部屋自体大して片付けていない状態だったので・・・。

 

いやアアアアアア!

恥ずかしい!!ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿

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とにかく窓から洗濯物や散らかっている本やらオモチャやらを

外に振りかぶって投げてやりくなりましたよ。

私に豪速球レベルの敏腕があれば・・・。

刑事さんたちも事情聴取に来るならくるで「家に上がり込む」ことや「人数」は教えて!!

 

加害者じゃないのに、なんで私たちがこんな辱しめを受けなきゃならないの~・゜・(つД`)・゜・

早く出てって~!

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ずっと心ここにあらずな私だったので、刑事さんたちとの話はマイダーリンに任せてしまいました。

そんなこんなで話は終わり「みんなで現場確認に行きましょう」ってなことになりゾロゾロと外に出ることに。

 

ほっ。

わ、わたしはいいから(もうゲッソリよ)

1番っ子とマイダーリンで行っておいで。

 

刑事さん二人+お巡りさん五人+マイダーリン+1番っ子。

わが家の玄関から警察官と共にゾロゾロと出てきた様を見た近所の子たちは

「やべー。このおっさん、ついにやったか・・・」

と言いたげにマイダーリンを見つめていたそうです。

 

ご、ごかい~~~。

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道中、おまわりさんに 「何人にやられたか覚えてる?」と聞かれた1番っ子。

何故か片方の手を腰に当てつつ、無言且つ勝ち誇ったような笑みを浮かべたかと思ったら

もう片方の手で三本指を立てポーズを決めていたそうです。

 

じゃーーーーん

 

ってアホか。

どんなテンションじゃ。

状況分かってんのか、コラ。

 

三者三様な思いが交錯する実況見分なのでした・・・・。

 

ちなみに2番っ子は幸いにもこの数日間はお出掛けをしており、この出来事に一切かかわることなく過ごすことができました。

現在も何も知りません。

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で、後日自宅に刑事さん達が訪ねて、親御さん共に厳重注意を受けることになった彼ら。

中学生ですし、なんだかんだでそれほどのお咎めもなく終わりました。

その後1番っ子が中学校に入学すると上級生としての彼らと顔を合わせることに・・・。

通算1年程、なんだかんだで色々ありましたがそれは他の記事でも書いているのでここでは端折ろうと思います。

詳しくはこちらで↓↓↓。

 

非行

ぢつは、文部科学省が提示しているいじめの定義は、今回の話からちょっとずれています。

当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの

いじめ - Wikipedia

↑↑↑は2006年度に文部科学省が定義したもので、2021年現在も変わらず使用されています。

(いじめに関しては国内だけでも様々な研究・調査がされています。

それにより定義も枝分かれするのですが、それに言及するとまた話が長くなってしまうし私も混乱するので(;^_^A)今回は文部科学省のこちらの定義のみを使用します)

これによると「一定の人間関係にある者」が加害者となるわけです。

しかし彼らと接点を持つようになったきっかけは

小学校下校時だった1番っ子が、道をふさいで通行の妨げをしようとしていた彼らを注意して通過しようとしたこと。

顔見知りでもなければ、同じ学校でもない(あとから分かったのですが彼らの出身小学校は1番っ子のそれとは異なるようです)。

となれば、きっかけはこの定義からは外れることになります。

そもそも通行の妨げをしたり夕方の混みあうバス通りを改造玩具で走り回ったり、

彼らが日々取り組んでいたことは不特定多数に向けての迷惑行為。

となれば、これは「いじめ」というより「非行」に近いニュアンスです。

 非行(ひこう)とは、一般的に、違法行為、あるいは違法ではなくても、習慣的規範に照らして反社会的とみなされる行為のことをいう。

非行 - Wikipedia

「一定の人間関係すらない不特定多数に迷惑行為をする」と言えば

↓↓↓の記事に書いた中学生4人組もそうでした。

本記事のテーマやのカテゴリーは「いじめ」です。

しかし何故二回も長々と「いじめ」ではなく「非行」をメインに触れているかというと・・・

それは後々の記事に書かさせていただきます。

まだそこまで辿り着くには他のお話もしなければなりません。

 

取り敢えずここからは

「非行的嫌がらせ行為」についての考察をしたいと思います。

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弁護士の相原氏によると、現代の少年事件では

共犯事件や集団事件が多い。共犯関係の特徴は似ており、彼らは単独犯少年よりも性格の偏りは小さい

という特徴が見られるとのこと。

 

・集団の形態は

  1.  都市ターミナル駅に集まる不良集団
  2.  中学生の不良集団
  3.  地域密着型の不良集団
  4.  多人数集団における主犯格と従犯格(虚勢を張ることで自信のなさをカバーする主犯格の少年や主体性がなく、暴力に憧れる従犯格の少年)

等がよくあるパターンとのこと。

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・また 集団を取り巻く環境として

  1. 自己中心的でトラブルが多い
  2. 過度に仲間に同調する
  3. 仲間に見捨てられたくない、嫌われたくないという気持ちが強い。常に仲間の顔色をうかがい、自分の気持ちを隠している
  4. いじめられ体験といじめ体験を経験
  5. 学校生活でも、地域社会でも、場所がない
  6. 集団暴力の特徴 些細で偶発的なきっかけ
  7. 暴力を受ける理由のない被害者
  8. 弱い立場にある被害者
  9. 執拗で容赦のない暴力
  10. 罪障感の乏しさ

等があげられます。

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・歯止めがきかない理由として

  1. 集団としての統制がとれない
  2. 暴力が集団の目的
  3. 価値観の違うグループや個人の攻撃
  4. 金を取るために暴力を振るう
  5. 他のメンバーを非常に強く意識する
  6. 他のメンバーからバカにされたくない、弱虫と思われたくないと言う動機で、攻撃対象への凄惨な攻撃行為に至ることが非常に多い
  7. 暴力によって、優越、支配欲求を満足させる
  8. 弱い自分を否定する

 などがあげられていました。

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で、ここで彼らに合致する点はないか見てみると

  • 中学生
  • 地域密着型
  • 多人数集団(3~4人は多なのか微妙ですが)
  • 虚勢を張る少年と従犯格の少年   
  • 学校生活でも地域社会でも場所がない (他記事でも書きましたが、体育祭に参加せず私服で学校前に座り込んでいたり、誰からも相手にされない様子でした)                                                
  • 集団暴力の特徴 些細で偶発的なきっかけ
  • 暴力を受ける理由のない被害者
  • 弱い立場にある被害者(中学生が集団で小学生ひとりを暴行する)
  • 罪障感の乏しさ            (他記事にも書きましたが、経験から学ばずにその後もなんか色々やらかしていますし) 

↑↑↑の4人組も

中学生であり、地域密着型であり、多人数集団であり、些細で偶発的なきっかけから訳の分からん嫌がらせを遠巻きに私や幼児の1番っ子にし始めて、怒られ謝罪させられて大人しくなったかと思ったら、直後に近所の人たちに対する別の迷惑行為の現行犯で捕まり搾り上げられていました ┐(´д`)┌ヤレヤレ。

 

上記「歯止めがきかない理由」にある

  • 他のメンバーを非常に強く意識する
  • 他のメンバーからバカにされたくない、弱虫と思われたくないと言う動機で、攻撃対象への凄惨な攻撃行為に至ることが非常に多い

ですが、個人的にはどちらのケースにも

「他のメンバー」という文言に「その他大勢の大人」を加えてよいのではないかと感じています。

私が目にした迷惑行為をしているときの彼らは、

「街中でたまたま遭遇した大人から注目されているかどうか」をかなり気にしているようでした。

彼らなりに cool に一生懸命隠しているつもりだったんだろうけど

誰から見てもバレバレで( ̄▽ ̄;)。

所謂「中二病」ってやつで気恥ずかしさも感じさせながらも完全スルーされてましたけど

(共感性羞恥 ´;゚;∀;゚; 共感性羞恥 イェイ)。

まぁ、相原氏があげた特徴の根拠となる少年たちは、犯罪として検挙されるレベルの迷惑行為をやらかした子たちでしょうから

その辺は少し差があるのかもしれません。

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 グリュック夫妻が非行少年について精神分析理論に基づいて実証的研究を行った結果、

「全体として、非行少年はより外交的で、活発で、衝動的で、自己統制が不足していて、攻撃的で、疑い深く、破壊的であり、失敗を恐れる傾向が少ない。集団として自信過剰であり、認められない・評価されないといった感情を強く持っている」と述べています。

 

複数の友人と集団を形成して日々を過ごすには十分なコミュニケーション能力があり活発

やってはいけないことを、やってみたくなったらやっちゃって

むかついたら暴力を振るい

それに伴う相手や自分自身へのリスクにもお構いなしで

仲間が一緒なら「自分たちスゲー!」ってテンションが上がり

でも周りからはそのスゲー具合を分かってもらえず見向きもされず、内心悔しい

というところでしょうか?

 

先の一文はとても良いですね。

元気で活発で、コミュニケーション能力は高く、人懐っこく、複数の子と友達関係を形成することが可能。

毎日楽しそうに友達同士で遊んでいる子ども像が目に浮かびます。

ただ、その後の文言は・・・・・

規範性・想像力の欠如、攻撃性・衝動性・排他性の高さ・・・。

何故彼らはこのような状態に陥ってしまうのでしょうか?

 

思春期の人間関係の特徴

思春期前期頃から友人関係は少人数で固定化された仲間集団になります。

そしてその仲間と行動を共にし、強く結びつき、親密性が高めていきます

その一方で、自分が所属する仲間集団以外の他者や異質な特徴を持った他者は寄せ付けないという排他性も高まるとされています。

特に中学生は、高校生よりも排他性欲求が高く、同質性によって仲間集団を築きたいという欲求が強いです。

また個人の排他性の高さが、所属している集団の排他性に正の影響を及ぼすことが明らかになっています。

そして仲間集団が閉鎖的で排他的である程、その個人も集団外の人との関りが少なくなります。

さらに仲間集団の閉鎖性やカースト性が強い程、仲間からの評価を気にして仲間集団に合わせようとする傾向があります。

以上から、中学生頃は仲間への希求性や同調性が非常に高い反面、仲間以外の人間や自分たちと違う特徴を持つ人間を除け者にしたり、関わりを拒みたがる時期であることが考えられます。

 

しかし松本氏(2015)は

「様々な特徴を持つ他者と関わったことがある児童・生徒」の方が「その経験が少ない児童・生徒」より、また「興味・関心の幅が広い児童・生徒」の方が「狭い児童・生徒」より、さらに「幅広い知識を有する児童・生徒」の方が「知識の少ない児童・生徒」よりも仲間のみならず一般他者すべてに対する受容性が高い傾向にあると述べています。

つまり児童・生徒期に受容性を高めるためには、様々な特徴を持つ他者と関わる機会を作り、興味・関心が広がるような働きかけが重要であることを示唆しています。

しかし人との関りが希薄な現代社会のなかで「排他性」とは相反する「受容性」を

いつの間にか又は子ども自身が意識して身につけるということは、なかなか難しいです。

だからこそ大人が(特に保護者が)日常的に意識して

子ども自身が人と関る機会や興味・関心・知識を持てるよう働きかけることが望ましいのでしょう。

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また中学生では道徳領域の重大性(悪さ)の認識や向社会的行動の出現は低下する傾向にあるとされています。

これには、他者やストレスの影響が関与します。

これのより、親との関係が変化したり心身ともに不安定になりがちな中学生頃は

集団による非行やいじめ、迷惑行為などが衝動的に出現しやすい時期であることは、容易に想像できます。

 

中学生の非行行為は逸脱した友人の存在の影響を強く受けます。

学年が低いうちは親子関係からも影響を受けつつも、学年が上がると自身の内にある自己制御力がものをいうようになってきます。

 

また教師からのソーシャルサポートが高いと中学生の問題行動が少なくなり、向社会的行動が増えるとされています。

以上から、中学生時代の非行やそれとは対極の善行は、大人との信頼関係や関り状況が

強く影響していると考えられます。

卒業を意識する辺りから周囲に影響されるのではなく、多くは自分自身で判断できるようになるのでしょう。

 

高垣氏(1995)は

思春期を受け身に与えられた生を能動的に選び直し、これこそ自分の人生だと引き受けられるうようになるために試行錯誤を繰り返す時期だと捉え、そうした積極的な試行錯誤を行う為には健康的な自己主張意味を持つ攻撃性が必要になると述べています。

これが反抗期と解釈されることもありますが、「健康的な自己主張意味を持つ攻撃性」は自分の人生を主体的に生きていきたいという意思表示でもあります。

そこは大切にしてあげたいです。

しかし丸山氏(1999)は小中高でのアンケート調査の結果から

中学生でいじめ体験が優位に増加し、且つ大人への異議申し立てが上手くできなかった大人に受け入れられていないという躓きがいじめ加害者が増加する一要因になっていることを示唆しています。

また、日比野氏ら(2005)によると

自己愛傾向のうち注目・賞賛欲求が、より強い怒り感情を促進するとのこと。

いじめが生じやすい状況にあり、且つ「健康的な自己主張意味を持つ攻撃」が上手くいかない場合、それが怒りや不満となり他者への悪質な攻撃へと変化するのでしょう。

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中学生になるとからだも大きく力も強くなり、大人びた姿を見せてくれますが

これまでと同様に大人や友人から影響を強く受け、精神的には不安定で、規範意識が低下しやすくなります。

そこで彼らは低下した分を仲間同士で補うように

同調性や親密性、排他性が高い仲間集団を形成するようになります。

しかしそれが行きすぎると友人からの評価を過剰に意識するようになり、不安が強まりさらに不安定になりがちです。

しかし様々な経験を経て、大人への依存や他者からの評価から少しずつ自分自身を見出し理解すると共に

他者を排除する基準が変わり、「異なる特徴」を受け入れられる幅が広がり、受容性を獲得する重要な時期でもあります。

健全な主体性や社会性を身につけるためには

大人によるサポートがまだまだ必要不可欠です。

  

非行行為をする子の特徴と対応に関する引用

主任家庭裁判所調査官である橋本氏(2006)は、非行の特徴について

  • 通常は誰しも心の中に重要な人物がおり、目の前にその人がいなくても自分を支えてくれたり、叱ってくれたりする。しかし「キレる」少年の心の中にはそのような対象が存在せず(存在しても明確な対象とはなっておらず)極めて未熟な対象関係しか持っていない
  • 乳児のような未熟な対象関係の発達しかなされない為、人とのつながりの大切さや人と別れることの悲しさや切なさが分かりにくい
  • 精神的な未熟さが顕著
  • 漠然とした不安感を持っている
  • 少年の語る動機がすぐに理解できなかったり、なるほどと納得できなかったりする
  • 「この少年の心の中にそのような動機が犯行時に果たしてどこまであったのだろうか」と疑いたくなる
  • 警察などに捕まってから考え出した「後付けの動機」とでもいうような面が見られる
  • あまりにも少年が口にする動機が薄っぺらく軽い
  • 行為の重さと動機の希薄さが釣り合わない
  • 暴力事件を起こしたとしても相手に対する恨みつらみの根深い感情はなく、突然衝動的になって暴力を振るってしまう
  • 我に返ると暴力を振るった相手と何事もなかったように平気で話をしたりもする
  • 先にあった感情をすぐに忘れてしまう
  • 振り返りに乏しく反省も深まらない
  • 精神的に未熟で発達途上にある少年に対しては矯正というよりも育成という面を重視していかねばならない
  • まだ何もないところから育てていくという視点がこれからの少年の教育に求められる

と述べています。

 

また村尾氏(1999)は

  • 生活の乱れや再犯をするようになると、きまって認められるのが彼らの他罰的な姿勢である。彼らはあらゆることを他人のせいにし、責任転嫁を繰り返す。他罰的姿勢と被害者意識とは密接に関係している
  • (土居氏(1965)の「もし(母子間の)信頼関係が成立しないが、成立しても微弱な時は、依頼心は強いが信頼心は乏しいという病的な甘え現象が起きる」を引用しながら)被害者意識の強さはこのような甘えの阻止や欲求不満などの心的外傷体験に起因していると考えられる
  • 非行少年たちは言い訳の天才
  • 罪悪感がなぜ深まらないかについては、彼らが加害者でありながら気持ちはあくまで被害者であるからだと考えている
  • 気持ちの中では「自分は世間から不当に扱われている」「親や学校から不当に扱われている」と言った被害者意識が充満している
  • 加害者意識を自覚させる行為に関しては、行動レベルで自己決定を重視するカウンセリングが対応する
  • 無思慮な行動を制限するような、いわば外側から「枠」を与えることが必要
  • 生活の中において主体的に自分の行動を選択できるようにカウンセリングを行う。そしてその行動の結果を自分の責任として内省させる
  • このような自己決定を選択させるうえで重要なものは、ある種の「権威」である
  • 内省的な態度で自己決定をさせ、さらにその行為の結果を自らのものとして受け止めさせる上で、権威の導入が必要
  • 学校現場などで非行指導が難しいのは、権威の導入が難しいことが一因

と述べています。

 

外面

彼らが口にする「動機」は第三者から見れば軽々しく、行動喚起理由としては理解し難く、本質そのものすら疑わしい。

衝動的に悪事を働くが、しばらくすれば傷つけた相手にも申し訳なさを見せることもなく関わろうとする。

自分がしでかしたことの何たるかを考えようともしない。

責任を感じるどころか自分の衝動的悪事を他人のせいにし、巧みに言い訳をする。

そして自分は被害者であるかのように主張する。

 

内面

彼らは幼少期に、自らの内面に安心感や規範意識、自主性を維持し

生きていくための価値ある「親との愛着関係」を持たせてもらえなかった。

故にいつまでも漠然とした不安感を抱え、他者を信頼することができない。

本来ならば成長の中で経験するであろう様々な感情体験が乏しく

自他認知能力が未熟なまま大きくなってしまった。

そのため「認知⇒感情⇒行動」様式が実年齢に比べてあまりにも未熟。

他者と弱い繫がりしか築くことがでず、また繋がりを失う辛さも想像できない。

安心感や規範意識、自主性の乏しさ、それによる向社会的な行動体験の少なさから

無意識に主体的な行動を回避する。

主体性の未熟

 =自分の言動・行動に対する責任感は育たず

 =自分の失敗は自分以外の誰かのせい

責任の所在は他者依存的で、内省すらまともに出来ない。

 

対応

乳幼児期に形成されるべき愛着関係がまともに育成されていない彼らには

「処罰や矯正」よりも「育成」を重視した対応をすべき。

人との繫がりを持ち、思慮ある生活を送り、

安心感を得て、その他様々な感情を実感し、向き合い、

社会規範という枠の内に入り、これまでを振り返りながら、

主体的に行動する経験を積む必要がある。

 

サイモンズの親子関係理論

話は変わりますが、アメリカの心理学者サイモンズ氏をご存知でしょうか?

この方は、「親の養育態度」とそれによる「子どもへの影響」を4つに分類しました。

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バランスの取れた育児を楽しむ | NET de びぶれ|静岡新聞びぶれの生活情報サイト 

縦軸「支配ー服従」は親の教育的態度や主従関係の度合い、

横軸「受容-拒否」は愛情的態度や受け入れ具合を示しています。

サイモンズ氏は親の養育態度を

縦軸も横軸も偏ることなく中心であることが望ましいと提唱しました。

 

支配が強すぎる親は、子どもの能力や興味などを理解しようとせず、その割には子どもに対して要求が多く自分の指導に従うよう求める傾向にあります。そして必要以上に子どもを監督・コントロールしようとします。子どもは表面的には従順ですが意欲や自主性が乏しく、自信がなく消極的になりがちです。

 

逆に服従型が強すぎる親は、子どもの言うことをなんでも聞いてあげたり奉仕的な関わりをします。一見優しい親のように見えますが、将来への思慮に乏しく、子どもに社会規範を身に付けさせる意欲が欠如しており、親として無責任です。子どもは大きくなっても幼稚で人の迷惑を考えることができません。情緒的に未発達で自己中心的で我慢が苦手なため癇癪を起したりイライラしやすいです。社会規範意識が育たないため反抗的で日課や規則を守らず、だらしないです。協調性に欠け無作法で、親と同様に無責任になりがちです。

 

受容が強い親は、愛情表現をしっかりしているととれます。子どもは親の愛情を認識できると安心感を得て精神的な安定を獲得することができます。望ましい状態ですが、あまりにも受容感情が行き過ぎると子どもの心身の発達に不相応な過度な援助をしたり、学校生活や友人関係、将来等を心配し過ぎて不安が強くなり何事も先回りをしてやってあげがちです。子どもは従順で大人しい反面、親への依存心が顕著で責任感が希薄。消極的で親が居ない場面では不安感を持ち、神経質になりやすい傾向にあります。

 

拒否が強い親は、子どもに無関心だったり邪魔のように扱ったり虐待している、又は子どもへ愛情がしっかりと伝わっていない状態であると考えられます。前者は「オイオイ(怒」なんですが、後者の場合は核家族が主流な現代ではひとり親や共働き家庭では珍しくないのです。家族の生活のために必死で働いているのに、決して愛情がないわけではないのに、「愛されていない」「大切にされていない」と感じる子どももいるでしょう。子どもがそのような大人の事情や気持ちを客観的に理解し親の愛に気づくようになるのは、思春期後半くらいからだろうと言われています。つまり自分自身を確立する高校生あたりです。重視すべきは大人の事情のような表面的なものではなく「親の愛情」と「子どもが道を外しかねない行為をしたときの親の態度」です。子どもは大人の注目を自分に向けさせようとします。戸惑うくらい何度も同じ質問をしつこくしたかと思えば大人からの質問にはわざと黙っていたり、痛くない程度に何度も蹴ったり叩いてくるなど相手が自分に不快感をに抱くようなことを故意にします。これは幼児期後半に友達関係でもよく見られる行動で、怒られたりケンカする等のネガティブな体験をすることにより他者との適切な距離感や関わり方、相手の感情、折り合いのつけ方を学びます。希薄な愛情の中で育った子どもの愛着形成は不十分であり、それによりこの学びも当然ながらうまくは行きません。他者と適切な関係を結ぶことが苦手で信頼感を抱けず、情緒的に不安定で、攻撃的で残忍な行動が目立つようになります。

 

この記事と先の記事②の出来事や彼らの行動、あちらの親の様子、これまでお仕事で対面してきたお子さんたちの姿を振り返りながら様々な研究等の考察を読んでみると

彼らは無関心型に当てはまるような気がするのです。

 

件の際の親の反応

↑↑↑の首謀少年の親御さんは、私たち親子への迷惑行為を学校から報告されたその日の夜に

当の本人を引き連れて我が家まで謝りに来ました。

菓子折りまで持参して何度も頭を下げていました。

5年以上近所に住んでいました。

特に交流もなく家庭の事情なんて知る由もない関係でしたが、なんとなくお仕事で多忙である雰囲気が漂っていました。

でも休日は朝早くから少年の習い事に付き添う姿をよく目撃しました。

赤の他人な私ですが、親御さんなりに一生懸命なんだろうなと、うっすらと感じていました。

 

先日、用事があり当時の自宅そばに住んでいる友人宅に行ってきました。

件の出来事は10年前の話ですが、あの家の前を通ったときに見かけることができました。

首謀者の少年は大人になり、家の前でお父さんのお仕事を黙々と手伝っていました。

さすがにあちらは私に気付いていませんでしたけど。

 

さて、今回の記事の3人組の親御さんの対応はというと

刑事さんのお話によると、刑事さんとお巡りさんとで自宅に伺った際に

「うちの子はやってないと言ってます。私たちは我が子を信じます」

と言ったそうです。

被害届も出ていると伝えられると

「訴える気か。やれるもんならやってみろ」

と啖呵まできったとか。

 

「私たちは我が子を信じます」

セリフだけ聞けばカッコいいんですけどね。

子ども想いの親って感じ。

でも目撃者も複数いるんですけど。

道をふさいで迷惑行為をして、通りかかった小学生に寄ってたかって暴行を加えたって。

第三者が止めに入ったら逆切れして食って掛かってこようとしたって。

それ以前に何度も改造玩具で車道を走り回って通行妨害を繰り返していたり

夜に他人様の土地に屯して爆竹鳴らしてわざとらしく騒いでいたりもしてたでしょ。

いつも一所懸命アピールしていたから、たくさんの人が知っているんだよ。

「信じる」とかいう前に親としてやることがあるでしょーが!!!(怒
 

しかしこれぞ真正無関心型の親とその子どもなんだろうな~と思うと、妙に納得してしまいました。

まぁ、どちらの少年たちもその直後に他の場所で迷惑行為をしており

「ちっとも反省してないし、これっぽっちも分かっていないな(呆)」という感じでしたけど。

どっちもどっち・・・かな?

 

しかし両者共に中学を卒業すると同時に、わざとらしく人目につくような迷惑行為をすることはパタリとなくなりました。

中学校卒業までと高校生以降の非行は本質的に異なるものらしいです。

前者は思春期特有の内面の成長と共に自然となりを潜めていきます。

そのため後者の非行は前者のそれとは違うアプローチが必要になるそうです。

 

本当に真正無関心型だったとしても、あれら行為は思春期特有の不安定さ故のものだったとして

これからは周囲に影響されるのではなく、自分自身でそれなりに考え、最低限他人に迷惑をかけない大人になっていってほしいものです。

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まとめ

今回のお話はここまでです。

もう少しあとで、「『非行』と似た行動をするお子さんと、ターゲットを定めていじめ行為をするお子さんの関係」、それによる「いじめ加害者の複雑な構造」について記事を書きたいと思います。

 

今日も読んで頂きありがとうございました☆