もっしーなろぐ

軽度知的障がいとASDを持つ二人の子どもの母であり、障がい児・者支援分野で働くNsであり、夫と共にローン返済に翻弄するアラフォーの雑記ブログ。最近は子どもの教育やダイエットを中心に呟いています。

軽度知的・発達障害児の家庭療育に「家族とのお出掛け」を勧める理由。2021

色々あったこの一年。

あと一か月と少しで、子ども達の学校生活もひと段落です。

2番っ子は四年生になるということで、いよいよ思春期に本格的に足を突入します。

今年度はその前兆と思われる「対人関係のストレス」(?)がちょっと垣間見える出来事がありました。

そして1番っ子は、私が「自分で勝手に、人生で一番拗れる時期」と思い込んでいるバリバリの中学生です。

案の定、色々色々色々色々・・・・

よくもまぁ、こんなネタに尽きない状況になるもんだと感心する程のことが

それなりにありました。

その為コロナ禍ですが、そんな2人の気晴らしになればと

・人が多いところには行かない

・県を跨ぐ移動はしない

・こまめな手洗いとマスク装着は必須

・お食事は黙食

を条件に様々な場所にお出掛けをしていました。

 

これがまた、いいところが結構あるんですよね。

県立公園なんて、マイナーな所はほとんど人がいないなんてザラだし。

我が家は政令指定都市のはずれの地域にあるのどかな住宅街で

歩いている人は住民ばかり。お店も少なく夜は真っ暗・・・・なんて地域ですが、

そんな地元の夜以上に人がいない場所にターゲットを絞り「どこで何をしようかな♬」

なんて考えるのも乙な感じで楽しいです。

f:id:himawari0growing:20171002054825p:plain

話は変わりますが、最近私の持病にちょっと良くない様子が出てきてしまいました。

命にかかわるものではないのですが、日常生活に影響する症状です。

アラフォーなので、少し無理がきかなくなってきたのでしょう。

そのため副業先に事情を話し、本業がお休みの土日夜勤月4回を半分程度に減らしてもらうことにしました。

月2回しか出勤しないことに難色を示すことなく受け入れて下さって、感謝しかないです。

ありがたやありがたや。

f:id:himawari0growing:20181207222951p:plain

おかげさまで少し休みを取れるようになったので、これまで以上にお出掛けに力を入れてみた今日この頃です。

え?「結局休んでないじゃん」ですって?

まぁ、私はそういう性分なんですよ。多分。

体力はないのにおかしなエネルギーはあるみたいで・・・。

休みたいのに休めないんですよね。

自分でもめんどくさいと思う特性(?)です。

体調を崩さない程度に、コロナ禍で自他ともに困ることのないように

気をつけながらやっていきたいと思います。

 

では本題に入りましょう。

折角なので、途中脈絡なく最近のお出掛け写真も混ぜていきます。

 

本題:何故お出掛けを軽度知的・発達障害児に勧めるか

当ブログは、開設当初から我が家のお出掛け記録を色々UPしてきました。

合間にお出掛けをお勧めする理由記事などもいくつか書きました。

な、懐かしい・・・・。

過去記事を見ると「ちょっと前の自分と久しぶりに再会☆」という感じですね。

なんだか照れくさいです。

f:id:himawari0growing:20170929065515p:plain
で、今回はこれまでとは違った方向である

「認知と情緒の発達」

という観点からザッと手短にお話したいと思います。

以下は、これまでの読み漁った論文や書籍、そして職業経験をもとにした、「ほぼ私見」です。

無責任ですが、そこんところはご了承の上でお読み下さいませ。

f:id:himawari0growing:20210211151801j:image

認知能力と感情・行動の発達

心理学でいう認知とは

外界にある対象を知覚し、経験や知識、記憶、形成された概念に基づいた思考、考察.推理などに基づいてそれを解釈する、知る、理解する、または知識を得る心理過程、情報処理のプロセス

認知 - Wikipedia

教えてもらったり経験したことにより、自分で感じたり考えたりすることです。

人間は赤ちゃんのうちから、

パパやママの声をきいて顔を注視し、

抱っこされてその温かさを感じる等して、

この人は自分にとって何者かを知り、

声を出したり笑ってみたり又は泣いてみたり、

元気に手足を動かしてみたりします。

 

親はその様子を見て、

赤ちゃんに応答するようにまた抱き上げたり、

優しく語り掛けたり、

おっぱいやミルクをあげたりするのです。

f:id:himawari0growing:20210207151355j:image

人間はこうやって認知し合い、

互いになんらかの働きかけを繰り返しながら、

考え、相手を理解し、

時に気分や体験を共有し、

学び、行動を獲得していくのです。

それがやがて模倣や言葉によるやりとりへと発展し、

またそこから経験したものへの意味理解が広がり、

他者との共感や了解が可能になり、

自分のなかに様々な感情を抱き、その気持ちに向き合い、気付き、

そこからまたどのように行動するべきかを考え、

社会を広げていくことができるのです。

f:id:himawari0growing:20210211154306j:image

感情には様々なものがあります。

赤ちゃんの頃は単純な興奮から「快ー不快」が生じ、

認知と関わりを繰り返していくことにより

得意や他者への愛情、

怒りや嫌悪、恐れ等に分化していきます。

認知の発達なしに感情の分化はありません。

そして大人に辛抱強く見守られながら、

子どもは複雑に枝分かれし伸びていく自分の感情に気づき、

向き合い、受け入れ、コントロールするようになるのです。

f:id:himawari0growing:20210214153946j:image

様々な経験が認知を広げます。

一緒にきれいな景色を観て感動したり、

冷たい水に触れて驚いたり、

山道を歩いて疲れてみたり。

ちょっと日常生活と違うことを経験してみると、

いつもと違う相手の様子や普段は感じない自分の特別な感覚や感情に気づいたりします。

これはゲームや動画の視聴からでは得られないものです。

家の外に出ると、思い通りにならないこともたくさんあります。

公園に行けば服にくっつき虫がつくこともあるし

遊具を知らない子と譲り合って使ったりもします。

海の水はベトベトするし

雪に触れば濡れるし身体は冷えるし

どんなに魅力的な自然でも衛生的ではないです。

いくら楽しくても、時間になれば帰らなければいけません。

疲れていてもみんな同じです

(アスレチックの後に2時間ハイキングはさすがに疲れました。親なんて、その後も帰りの運転や夕食の準備もあったりだし)。

「自分が嫌だから」と、我を通そうと赤ちゃんのように駄々をこねるなんて、

人目を気にしてできないかもしれません。

そんなときは我慢したり、頑張って乗り越えてみたり。

まさに「経験は新しい自分との出会い」です。

f:id:himawari0growing:20210211154246j:image

 

調査や研究の結果から見る「現代的子育て」への警鐘

失敗しないように・気分を損ねないように・楽しい気持ちだけで成功体験を積めるように、

大人が囲い混むような愛情で子どもの環境を設定していては

「自分に対して大人がどう考え行動するか」「何をしてくれるか」を

認知し推測する機会ばかりを与えかねません。

本来は他人の行動や考えに目を向けると同様に、

子どもが自身のいまの感情を受け止め、向き合い、認知し、それをコントロールし、他者や状況と折り合いをつけて行動する経験が必要なのですが。

f:id:himawari0growing:20210214135102j:image

愛情で囲い込むような対応は、はじめこそ子どもの気持ちの凹凸を少なくさせます。

大人を頼りにするような様子も表れ、信頼関係が形成されたように見えがちです。

しかし結局は、自分で自分の気持ちをコントロールして周囲との関わりを調整しながら行動する学習機会を奪ってしまいます。

そして子ども自身が主体的に成長し自立することを阻害しているのです。

だから担任の先生に

「子供が荒れたりせず、ヤル気でいられるように寄り添ってください」と個人的な対応を求めても、

結局は大人の「その場しのぎ」でしかないんです。

f:id:himawari0growing:20210214135955j:image

様々な認知が可能になるように多くの経験をさせようとする試みはグッドです。

但しいくら経験を積んでも「我慢する必要」を教えなければ、

自分の感情に気付くことも受け入れることもコントロールすることもできません。

最近は我が子への気遣いと同様に、親は多くの時間とお金をかけて、

我慢しなくてもよい、我慢する必要もない環境を用意してあげていることが多いです。

その為「忍耐力がなく」「自己中心的な」子どもが増えてきていると、

様々な調査・研究で報告されています。

そしてキレる子や就学後もよく癇癪を起す子も増加していると。

癇癪は本来小学校に入学する頃にはなりを潜める行動です。

入学当初は学校への行き渋りや登校前や下校後の癇癪があったお子さんも

大体夏前には落ち着くものです。

一般的に認知能力が発達すると、

次第に相手の気持ちや状況的ルールを理解し

「どう振る舞うべきか」判断できるようになります。

またそれにより

癇癪というかたちで我を通そうとする自分を客観的に恥ずかしいと感じるようになり、

自分の感情をコントロールし

その場に合った適切な行動を取ることが出来るようにもなります。

感情表現の多様化は認知能力の発達の指標になる

という研究者の方もいます。

「キレる」とか「癇癪」といった行動は、

このような相手の気持ちや状況への認知が不十分だったり、

自分の感情やその理由と向き合うことをせずに

「自分は不快に感じている」と外界に向けてアピール・行動化しているものなのです。


f:id:himawari0growing:20210223151300j:image

前者の場合、自閉症のお子さんは

認知能力の発達に関する遅れや偏りが顕著です。

赤ちゃんの時に「目が合わなかった」とか「全然笑わなかった」とか「人見知りがなかった」とかは

これに当たる可能性があります。

その為、感情面にも着目してこれに関する介入的療育を丁寧に実施すべきだ

という意見もよく耳にします。

この点について私は

「家族でお出掛け」を強く強く強~~く推したいのです!!

「先ずは場所慣れ」という課題からのお子さんもいると思います。

そこは無理なくできる範囲で少しずつで良いと思います。

どちらにせよ小さいうちからやっておくことをお勧めします。

思春期以降、大きくなってから「新しい場所では動けない! 」となると

それこそ誰も対応できなくなってしまいますので。

 

後者の場合、

普段は状況判断や説明が上手で感情表現も多様なお子さんが

学齢期以降も家庭内や一部の大人に対してだけ容易にキレたり癇癪を起すという事例が多いです。

他の大人がやって来ると状況を察したのか、

あっという間にシュンとしちゃうなんてこともよくあります。

じっくり会話をしてから行動をよーく観察してみると、

受け答えは落ち着いてしっかりできているし

認知や感情の分化は十分にできている様子にも関わらず

家族から見たら「感情のコントロールに大きな課題を抱えている」のです。

「発達障がいだから学校や福祉でサポートを」

「家で荒れると大変だから機嫌を損ねないように気をつけてください」

と言われても

なんだか腑に落ちない自分が心の隅にいます。

また、「前の先生の時は落ち着いていたのに、学年が変わって今回の先生になったら不安定になった」ということもあります。

直接的な理由は何もないのに突然一方的な嫌がらせを受けるようになったとかなら別ですが、

生活の中で間違ったことやリスクあることをしたら叱ったり注意するのはひとりの大人として当然のはず。

「先生の叱り方がおかしいから子どもが傷ついた」とか

「相性が悪い」とか

「教師としての能力が低いから」

とかいう言葉をSNSで見かけたり、実際小耳に挟むこともありますが

そもそもがそういう問題ではないし

担任が変わってもお子さんの生きづらさは続いてしまうだろう、と思う今日この頃です。

そういった意味でも「家族でお出掛け」をして

一緒に色々な経験をして

じっくり感じて考える時間を持つことは、とてもよいと思います。

f:id:himawari0growing:20210214143742j:image

・親と子の価値観の差は縮まり、子どもにとって贅沢だと親が思うものは少なくなってきている

・大人の、親としての干渉の度合いも弱まってきている

・家庭生活で、正直、正義、自立などを学習する機会は少なく、子どもたちは代わりに友達関係という不安定な価値観の中で学習せざるを得ない

・大人は「権威ある親」よりも「友達のような親」を目指している傾向にある。本来親としての家庭において責任を果たすべき内容は、学校で教えてほしいと考える親が増えている

というNHKの世論調査や日本青少年研究所の調査の結果も、これに関連しているのかもしれません。

f:id:himawari0growing:20210214151719j:image

どちらにせよ「家族でお出掛け」は

お子さんの負担なく

少しずつゆっくり確実に

成長を促すことができます。

そしてそれを見守っている親も

一緒に成長できるはずです。

 

まとめ

知的障がいや発達障がいを簡単に説明することはできません。

一人一人が抱える困難は本当に様々です。

ただ、全体的に感情・行動のコントロールや社会での人付き合いに

なんらかの問題を抱えているケースが多いように感じます。

だからこそ敢えて家族で「家庭のそと」に出ていき、

認知を広げると共に、「思い通りにならないこと」との出会いを楽しみ、

大人に助けられるのではなく自分で向き合い行動する経験を積むことが大事だと思うのです。

それにより自己・他者理解がすすみ、

感情や行動のコントロールが可能になるのならば、

周囲に理解を求めるばかりではなく、

ひとに迷惑をかけることなく互いにスムーズな社会生活を送れるようになるのならば、

人付き合いがストレス少なく送れるようになるのならば、

100%は無理でも、少しでも出来る範囲が広がっていくのならば。

f:id:himawari0growing:20210214134923j:image

残念ながらこれらは、他所での療育やトレーニングのように

大人主導で設定されたカリキュラムを繰り返し練習して得られるスキルではありません。

ほとんどは

子どもが主体的に生活してこそ獲得できるものなのです。

f:id:himawari0growing:20210214153511j:image

家族とのお出掛けを繰り返していると

不思議と子どもは自然のなかで主体的に行動し始めます。

特に私みたいに、親に体力がないと(汗)

子どもは「親(私)を頼っても仕方がない」とすぐに見きりをつけ

どんどん先へ進み楽しんでいます。

親が思っている以上に

そこで子どもは新たな認知や感情を獲得し

自分のなかに入れて蓄え

自身の成長の糧にしているのです。

f:id:himawari0growing:20210214150004j:image

 

突然ですが、私の悩み

いつも偉そうに書いていますが、私は全然ちゃんとした親ではありません。

記事を作りながら「自分はどうなのさ」といつも自問自答しています。

知的障がいをもって生まれてきた故に、

経験を認知に結び付けることができない時期が長いことありました。

それでも小学校入学前くらいから感情表現が多様さが見られるようになり、

それに伴い認知力が増してきているようでした。

でも小学校生活では、時として感情のコントロールができなくなることもあった1番っ子。

認知能力の発達が遅く、また到達点も周囲にいる子たちより近くて、

感情の分化やその表現に限界があり、

ひととの距離感や折り合いの付け方を十分に獲得できないまま日々を送ってきました。

中学生のいま、感情コントロールは大分可能になりましたが、

それでも不安材料は残っています。

表面上は感情をコントロールできているように見えても、ただひたすら堪えて苦しさを溜め込んでいるだけかもしれません。

だから「このまま大丈夫」とは思っていません。

f:id:himawari0growing:20210214151851j:image

1番っ子と2番っ子は、いま各々に学校生活で何らかのトラブルを抱えています。

実際に現場を目撃していないので何とも言いづらいですが、

話を聞く限りでは原因は我が子にはないように感じます。

しかし、だからと言って、対人関係でトラブルを抱えやすい子には

それなりの傾向があるのです。

そしてその傾向を作ってしまったのは本人ではなく、これまでの社会生活でもなく

育ててきた私たち親です。

そして子ども一般の(大人もそうですが)、

障害とか、自分たちと違うものを持っている人間に対する排他性の強さを、

私は身を持って知っています。
排他性は思春期をピークに強くなることも。

残酷さから子どもを守れる方法が見つかるかもしれないと、療育手帳を早くに取得していたのに

排他性から身を守る術を教えずに地域の学校に進学させ

普通級でも生活するように促しました。

私自身は目の前の我が子に向かい合うことに精一杯で、

それから先のことまで考えられなかったし、

いっぱい悩んだけど結局具体的な解決方法なんて何一つ分かりませんでした。

それでも、いま苦しんでいる我が子たちを見て、

もっと必死に考えて方法を探してあげておくべきだったと、後悔しています。

f:id:himawari0growing:20210214153437j:image

でも、私がくよくよしていても子どもたちは楽にはなりません。

しっかりしなくてはいけません。

親として私は、これから何をしなければならないのか。

じっくり対策を練りたいけど、のんびり考えている暇はないのです。

何故なら2人はすでに

自分の内にある不安に気付きながらも

それに向き合い、

自分の足で未来に向かおうと

歩き始めているから。

あっという間に成長して

この気持ちをよそに、私は保護者という立場から身を引く日も遠くないでしょう。

f:id:himawari0growing:20210211150911j:image
コロナが一旦終息しても、

数年はお出掛けの仕方には気を遣わなければならない日々が続くかもしれません。

制約が多く難しいこともあるかもしれません。

だからこそ、誰も困らないかたちで出来ることを模索していきたいと思います。

 

今日も読んで頂きありがとうございました☆
f:id:himawari0growing:20210211151906j:image
最後に、ちょびっとだけ家族ショット(*´艸`*)