もっしーなろぐ

軽度知的障がいとASDを持つ二人の子どもの母であり、障がい児・者支援分野で働くNsであり、夫と共にローン返済に翻弄するアラフォーの雑記ブログ。最近は子どもの教育やダイエットを中心に呟いています。

中学卒業後希望進路を分教室に変更。軽度知的障害児の「この先どうする?」

みなさんこんにちは。

中学一年生の我が家の1番っ子。

軽度知的障がいを持ち、ASDと多分ADHDを併発している為、小学生の頃から支援級に通っています。

まだ中学校生活がスタートして3ヶ月あまりですが「中学卒業後の進路」について、いまから考えるように担任の先生から親子共に促されています。

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1番っ子はこれまで「普通高校に進学したい」と希望していました。

我が家が暮らす地域では、数年前から公立の一部高校でも軽度知的障がい児を一般クラスに受け入れ支援する制度を取り入れています。

対象児は面接や体験会への参加は必須ですが、基本入試はありません。

「受け入れてもらえる環境で理解と適切な支援を受けるためにも、本人もきちんとマナーや勤勉性、忍耐力を身につける必要がある」との考えから、毎日コツコツ家庭学習をし、学校でもしっかり授業を受ける生活を続けてきました。

しかし、先日初の定期試験を受けた1番っ子ですが、見事惨敗な結果を出してくれました。

軽度とはいえ流石、知的障がい児です。

「問題文の長さや言い回しの難しさ」、「回答を漢字で書く」、「正しい順番で並び変えてから2番目と4番目には何が入るかまでを考える」など、小学生時代のテストとは異なる困難に多数ぶつかったみたいです。

いやはや、ここまでとは・・・・。

私が1番っ子だったら「ここまでやればほぼ満点」だろうな~、というくらい勉強したんですけどね。

でもそれでもいいのです。

毎日コツコツ一緒に学習しました。

忍耐強く努力して出した結果です。

「きちんとやらなかったから酷い点数!!」だなんて思いませんし、絶対に言いません。

テストの点数は進学のために必要なものですが、目的を達成すれば一つ一つ何点だったかなんて細かいことは忘れてしまいます。

でも毎日努力をしたことはそう簡単には忘れませんよね?

自信につながりますし、その姿勢を評価してくれる人もたくさんいます。

そして陰ながら頑張りを見守り、応援してくれる人たちも少しずつ増えていくことでしょう。

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現に、「テスト勉強」兼「テスト前課題」となる各教科の副教材は、他の生徒さん同様にすべて取り組み、無事に提出することができました。

そしてそれについては先生方から高い評価をいただきました。

特に数学はA判定と共に「よく頑張っていますね」とメッセージまで書いていただき、それに気づいたときは本人もとても嬉しそうでした。

数学に関しては本人の希望で、学校では授業を受けずに支援級で小学2~3年生レベルのプリントを中心に取り組んでいます。

その状況で定期試験に挑むのです。

だから数学の学習は基本夜に親子で教科書とのにらめっこから、その後に副教材に取り組むことを繰り返し地道に行いました。

理由などの詳細はこちら↓↓↓。 

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ちなみにテストでとれた点数は1/4強くらいでしょうか。 

全く授業受けていない割には、正解が複数あったことを逆に褒めてあげたいくらいです。


普通高校に進学希望でありながらも「特別枠」の場合は、一般受験の子たちのように受験での学力試験を必要とはしません。

入学後は何をもって成績評価されるかはまだはっきりとはしておりませんが、本人のやる気や真面目さ、人間関係や活動や学習で困難に直面したときの態度が重要視されると考え頑張ってきました。

そのため今回は「そのくらいの点数でも別に構わない」と思う私がいます。

 

ある日突然、分教室進学希望になる

ところで先日の夕食時に、1番っ子が「高校は〇〇高にある分教室に行く」と言い出しました。

1番っ子が言う「分教室」とは、特別支援学校や養護学校の分教室のことを指します。

障がいを持っている生徒の特別支援学校や養護学校への進学希望が年々増加する中で、「障がいを持つ子どもたちの教育の場の確保」等を目的に地域の公立普通高校の空き教室を間借りして運営しています。

様々な素敵な理念が挙げられていますが、設置理由の本音としては↓↓↓なのでしょう。

特別支援学校分校・分教室設置に至る背景は地域の実情に応じて大きく異なっている。各都道府県の計画をみると、概して児童生徒の増加対応策として特別支援学校の新増設や複数障害種を対象とする特別支援学校の再編を挙げるものが主流で、通常学校への分校・分教室設置を明記するものは少ないといえる。まして、ノーマライゼーションや共生・共育の理念からの分校・分教室設置は、一部の都道府県を除けば、まだ副次的な位置づけにとどまっていることが察知される。

https://tokoha-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=87&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1より引用

我が家から通える分教室は3校あります。

普通高校の空き教室5~7部屋を間借りして、そこで特別支援学校や養護学校在籍児として過ごします。

普通高校の校舎内で過ごしますが、そこの生徒ではないので保健室など各施設の使用はできないそうです。

間借りした教室の中を区切って、それ用のスペースを用意しているとのこと。

もちろん部活動への参加も認められません。

軽度障がい児対象であり活動できるスペースや支援にあたる人員が限られている為、入学には自力通学や学習を含む集団生活が可能であること、障がい者手帳の所持やそれがない場合は中学校から推薦されることが条件となります。

正直、親から見たら環境としては不十分感が否めません。

3年間真面目に通学しても、居候のような肩身の狭い思いをするのかな・・・・なんて考えてしまいます。

これだけの情報からですが、父であるマイダーリンもあまり良い印象は感じていないようです。

学校の中で堂々のびのびと生活してほしい。

部活とかもしてほしい。

高校卒業資格も取得してほしい(普通高校の校舎に通いながらも分教室所属なので、卒業したら「高卒」ではなく「特別支援学校高等部卒業」になります)。

親として、ありきたりな高校生像を求めています。

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通う本人にとって大切な事は何か

マイダーリンの気持ちは十分に理解できます。

特別なことは何も望んではいません。

人一倍秀でたものを求めてなんていません。

学生として楽しい青春時代を送ってほしい

ただそれだけです。

情報が、耳に入る「分教室の環境」が、それすらも不可能なのではないかと思わせるのです。

でも実は、私は仕事を通じて分教室に通っていた人たちを何人か知っています。

彼らは決して「楽しくない」「我慢をしている」「肩身が狭い」ような学生生活を送っているようではありませんでした。

「友達もいるし、毎日きちんと学校に通って勉強できた」と笑って教えてくれました。

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いま1番っ子は支援級に所属しながら、普通級を中心に過ごしています。

「できる部分はしっかりやってほしい」という私の気持ちと「大丈夫だと思う授業は普通級で受けよう」という1番っ子の考えから、このような中学校生活になりました。

本人曰く普通級ではお話するお友達はおらず、給食や休み時間は専ら支援級の教室で過ごしているとのこと。

支援級にはお友達がたくさんいて、毎日仲良く楽しくじゃれ合っているみたいです。

三者面談の時に支援級の担任の先生もそう仰っていました。

軽度知的障がい児の支援を謳う普通高校の通常級に「特別枠」として通うより、同じような課題を持つ子たちばかりの場所で助け合い切磋琢磨しながら過ごす方が楽しい学校生活を送れるのではないか。

最近はそんな風に考える私もいます。

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学校の中で堂々のびのびと生活してほしい。

部活とかもしてほしい。

高校卒業資格も取得してほしい

 

別に、現代の日本において親として贅沢な願いではないはずです。

しかし、私はこの願いの中に現れる「子」は、1番っ子ではないような気がします。

中学校に進学してから口数が少なくなった1番っ子。

本人は学生生活についてどんな願いを持っているのか、正直はっきりとは分かりません。

まだ中学一年生なので、卒業後や将来について十分に考えるなんて難しいでしょうし。

そもそも障がい故に上手に言葉で説明できないことが多いです。

ただ、なんとなく私たちの理想とは違うもの、もっと単純で根本的なものを求めているような、母としての直感でそんなことを感じている今日この頃です。

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分教室志望の動機は・・・

ここまで長々とお話しましたが、1番っ子が自分から教えてくれた「分教室に進学したくなった理由」は、現支援級2年生のお友達(小学生の頃から仲良し)が通うと言っていたからです。

・・・・・・・。

まぁ、そんなもんです。

以前「普通高校に行きたい」と言っていた時の理由も、「高校生になったお友達のお兄ちゃんがカッコよかったから」ですし。

考え込んでいても志望動機を思い出すと、なんだか思い悩むことがアホらしくなってくるような(笑)。

ただ「どっちに行ってもいいよ」と答えられること、本人に選択肢を持たせることに抵抗なく感じられること、それくらい日々頑張っている1番っ子に親として「エライね」と心の中で声を掛けてあげたくなります。

ただの親バカでしょうが・・・・////。

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そして、障がいを持つ子に支援を謳う公立普通高校が2校、特別支援学校・養護学校の分教室が3校も地域にあり、どれもバス1本+徒歩で通うことができる好条件に住んでいることは幸運なのかもしれません。

また、先日私の父が税金対策で孫の教育費の支援を提案してくれました。

「障がい児支援教育に歴史ある私立高校に通わせたいのならば言いなさい。学費はこっちで全額用意してあげるから」と。

正直、この申し出は有難い以外の何物でもありません。

そして、実際に自宅⇒バス(15分)⇒電車(10分)⇒バス(10分)程度の場所に、課題を持つお子さんを中心に受け入れている私立校があります。

先生は熱心且つ丁寧でいじめの火種もすぐに対応し、子ども達が安心して楽しく学校生活を送れるように尽力してくれるという定評の学校です。

当然部活も参加出来るし、校内の設備を利用する権利もあります。

私達親が理想とする青春像と1番っ子本人が望む学校生活像が、もしかしたら重なる場所かもしれません。

 

支援者として大切にしたいこと

親としてではなく障がい児者支援の仕事をしている立場の私から、1番っ子に大切にさせたいことが一つあります。

それは前向きに、確実に、真面目に学校に通うことです。

高校だろうと特別支援学校だろうと、どこに進んでもそこを卒業した後も生活は続いていきます。

もしかしたら就労するかもしれません。

特別支援学校卒業後に進学をする人たちはほんの一握りです。

環境により、能力があっても特別支援学校在籍により進学しづらい子がいます。

そのような子達と普通高校の子達との進路格差を埋めることも目的のひとつとして、公立普通高校は支援を謳い「特別枠」を設置するに至りました。

だからと言って1番っ子が普通高校に進学できたとしても、18歳以降にどのような選択をしているかは分かりません。

義務教育終了後の進学はほぼ「学力」、実力基準です。

先に進めば進むほどそれが顕著になっていきます。

勤勉性だけでは18歳以降の進学は難しいかもしれません。

そう考えると就労している可能性は十分にあるでしょう。

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何を選んだとしても、どこに進んだとしても、真面目に、周囲が納得できないような欠勤(欠席)や遅刻をせず、礼儀やマナーを大切にして適切な社会生活を送らなければなりません。

社会の中で生きていく、ましてや他人から支援をしてもらう可能性が高い子です。

支援や理解を求めるならば、自分も相手や世の中に敬意を払い、出来ることはしっかりと自分で行い、真面目に生きていく必要があります。

これが出来れば、応援して助けてくれる人が現れる。

公私どちらでも、信用して力になってくれる人がきっといるはず。

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小学生時代から、いいえ、もっと幼い頃からこれだけは譲ってはいけないと思い、やってきました。

この条件をあらためて考えたときに、公立高校の通常級に特別枠で入るか、支援学校分教室に通うか、はたまた少し距離のある手厚い支援を謳う評判高い私立高校を選ぶかは、正直どれでも良いような気がするのです。

本人が前向きに真面目に、無理なく学生生活を確実に送ることができるならば、それだけでも十分なのです。

 

まとめ

色々書きましたが、1番っ子の中学校生活がスタートしてからまだ3ヶ月。

本人も卒業後のことまで考える余裕はありません。

そして私も情報をしっかりと収集しきれていません。

まだまだやらねばならないことはたくさんあります。

取り敢えず、秋から各学校の説明会が開催される予定です。

まずはそれらに参加して来ようと思います。

1番っ子には「進学先は分教室でも全然構わないけど、友達が行くからという理由だけで決めるのはよろしくない。自分の目で見て話を聞いてココがイイ!と思える場所を一緒に探そう」と伝えました。

本人はニコニコとして「そうだね」と答えてくれました。

説明会には公共交通機関で行き、通学イメージをしっかり持たせるつもりです(学校が楽しくても、バスや電車の混み具合や掛かる通学時間によっては「つらい」と思ってしまうようだったら「きちんとした学生生活」を3年間も送れないかもしれないので)。

そして親子でそれぞれの学校をこの目で見て、その学校の魅力や進学希望となる材料を探してきたいと思います。

どうか2年後には、しっかりと目標を決めて動き出せますように・・・。

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今日も読んで頂きありがとうございました☆